若い人の結婚と違って中高年50歳以上80歳までくらいまで希望者はいますが問題点も多いです。
先ず再婚の場合が多いので子供がいるかいないかでも問題点は違ってきます。
若い人で子供がいる場合子供が親の結婚を望むかどうか?ごくちいさいころならこれが自分の親と思うので馴染みますがある程度思春期になると親のちょっとした一言に悪くとり勝ちです。本当の親でないという事がどうしてもちらつくわけです。本当の親でも注意し怒るのに他人だと感じやすいのです。ですからせっかくかわいがって育てても他人意識は生涯消えないことが多く再婚をした親を怨む気持ちが出たりします。
又再婚者との間に子供ができた場合はどうしても再婚者は自分の子がかわいいので連れ子は寂しい思いになります。この点はよほど注意しないと子供は深く感じています。
年を取って大きな子がいる場合はどうでしょう。自分も連れ子があり先方にも子供がいたらどうでしょうか?人間は他人の子を自分の子を同じに愛せるものでしょうか?
ある歯医者さんが2人を連れて2人子がいる人と再婚してまた一人子が生まれました。
計5人までいるとかえってうまくいったようで、車2台に分乗してお出かけしたり再婚者お互いの子の運動会に出たり愛情が分散しやすかったようです。
然しもっと年行っての子どもだ独立してからの再婚は最初は親の面倒を見ないでよいとほっとして歓迎していますが病気になったりするころには案外本心を丸出しになり、看病は再婚者(事実婚も多い)に押し付け経済面は子が握り親の財産を露骨に管理し拘束します。特に事実婚だと何の権利もなく最も義務もありませんが、面倒は見てよ。お金は自分らに残してよ。とお相手に露骨な意地悪をするケースを何件か見ています。
まだまだ親が再婚をするのは、日本では良く思われないのですね。
最もアメリカの友人の話ですと、継子いじめは何も母親だけでなく父親も相当なもののようです。
ですから子供も一人で育てるのから逃げたくて養ってもらおうと思う若いシングルマザーの方に他人に自分の子を託すなんて相当の覚悟がいると思ったほうがいいです。
又お相手の財産を必要と思うなら籍は入れておかないとだめですよ。事実婚は権利がないし義務もなく、老人ホームに入れた再婚者に面談に行くと相手の子が意地悪してそれきり会えないケースまであります。
これからは人生長くなるので90代でも相談所に申し込む時代ですのでいろいろ問題が出てきそうですね。
子供も自分が幸せにやっていれば親も幸せになってもらいたいと思うんですが、自分が不幸だったりお金がなかったりすると、親の幸せまで気持ちがいかないんでしょうね。
とにかく年を取ったら自分の経済力を自活できるように早くから目指したほうがいいですね。
誰に遠慮がなく心から安らいでいたいですね。
なお年長者でこどもがなく初婚で自分の財産を誰かにあげたくて結婚を考えている方もいますよ。国庫に収めるより自分の妻にあげたい。連れ子もOKというケースまであります。世の中いろいろですね。いずれどなたもおひとりさまになります。さてその時どんな心持になりますか。親の悲しみはその時になればきっとわかると思います