８/７日に私の兄がなくなりました。ずっと独身で一人で都内に住んでいました。
４月に体調が悪かったのか、薬局に薬を買いに行き、そこの人がどう見ても様子がおかしかったらしく血圧を測ったら１８０の１２０だかだったので、救急車を呼んでくれ順天堂大に救急搬送されました。ＩＣＵに入り一回は意識が戻りまして家に帰ると言ったそうです。自分が死ぬとは全く思っていなかったんでしょうね。８０歳でしたのでいまではそんなに死なないとしです。その後意識がなくなり私が唯一の身内だと判明するまでには間違ったところに電話したり、区役所にかけたり不動産屋から連絡が来たのが約１か月たったころでした。
順天堂に行ったときにはもう喉に管が通り意識がなくいわゆる植物人間状態でした。延命処置はしないでくださいとは身内しか言えないそうで、医者は最上の延命をするわけです。
その後老人病院に移され始めて延命処理お断りと言いました。
延命は医者ではできず身内の申し立てが必要なので一刻も早く身内に連絡してほしいのですが、一人でいるとだれが身内と書いてあるものを持ち歩きませんね。早速今私は携帯に緊急連絡先と書いたものを張り付けました。
兄とは苗字も違うし誰が誰か、皆さんも携帯を開けても、他人のものはわかりませんよね。是非見えるところに連絡先を書いておいてください。その病院で約２か月後に亡くなりました。
コロナのせいで転送の際に一緒に救急車に乗ったきり病室には入れず、亡くなった連絡が寝てから来た後も葬儀社預かりで約１週間顔も見れず、焼き場で棺桶を開けた時には恐ろしくミイラ化したような変わり果てた姿でした。
私がこれをアップしているのは、今独身でもいいと言う兄のように結婚を１回もしない人が男女ともに相当増えていることを思ってです。
確かに動けているうちは一人でもいいですが、最後っていつくるか誰もわかりませんよね。その時延命処置をしないと言うのは身内だけしか権利がありません、私の友人の母親はなんと２２年も植物人間のまま生きています。今もまだ生き続けています。髪が伸びると美容師がカットをしに来たり意識のない人の爪切り入浴、歯磨きなど２２年もしてもらって生きているんだそうです。年金の範囲内で全部支払うそうですが、恐ろしいことです。
兄は幸い約３か月で命を終えましたがほっておけば何年でも生きてお金もかかります。
初めて遺品処理業者が来て生きているうちに遺品化するものを全部処理してくれました。貴重品がわかりましたがカードの暗証番号はわかりませんでした。印鑑が幸いあっていたので銀行でお金をおろして病院に払いました。
葬儀までやっと済みましたが、ぜひぜひ皆さんにお伝えしたいのは最後にどこでどんな亡くなり方をするか若いうちは考えませんよね。若くてもあり得ますので出来たらこの辺で手を打って自分にあった方と結婚しましょうよ。
それに子供も産めるうちにぜいたくを言わないで適当な人で手を打ってください。いくらでも素敵な方はいますがあれこればかり言っていても決まりません。
ひとめぼれもありますが、じわじわと愛情が湧いてくるケースもあります。人は顔だけではありませんよ。みんな年とともに衰えていきますが、たった一人で死ぬことって、どうですか？
兄も私の子供のみのさみしい葬式でしたが妹もいなかったらどうなるんでしょう。私は兄の友達など知りませんので連絡もできません。
都会の孤独死一歩手前の旅立ちでしたが私としては、これで私の役目が無事終わったとホッとしています。私は子供が３人いますのであとは何とかなるでしょう。
Posted at 14:55