毎年のことではあるが帰省ラッシュのニュースがここのところテレビで毎日写つされている。どんなに混んでも故郷へ、親に会いに行く姿や迎える姿を見るたびにさみしくなる人もいるのです。
友人がご主人が施設に入居中なのでせめてお盆休み中なら見舞ってほしいと娘に思いを寄せていたのに娘夫婦は海外旅行に行くと言って嘆き悲しんでいた。
かつて優しかった娘、仲がよかった娘が結婚するともう親は2の次になってしまって、以前に見舞ったときに最後にこれがもうお父さんに会える見納めかもねと言って帰ったそうだ。
御子さんが今すごくかわいくて子供のためなら何でもやってあげるくらいかわいがっている若いカップルの方。末は自分がそんな悲しい立場に追いやられるとは夢にも思わないでしょうし、それが普通よ仕方がないでしょと思うかもしれない。
又息子はもっとひどい。奥さんの郷へついっていって、自分の親には電話一本よこさない。親はお正月やお盆息子の里帰りを心の中で待っているのよ。
かかってこない電話で諦めて電話しようと思っていても今嫁さんの田舎に来てるよ。なんて言われたら立ち直れないくらい寂しいのであえてかけないでいるとそれっきり。自分たちが子供が結婚したときに、同じことをされて初めて、傷つくものなんですね。今の自分は親が必死に育ててくれたからこそ今があるのを子供って忘れてしまうのね。
今結婚しない子供が多いのはその点一種の親孝行なんでしょうね。
しかし孫を抱かせてあげられないのは最高の親不孝でもあるんですね。
そのくらい親は孫を抱きたいのです。
世の中は切ないものですね。このお盆休み親孝行してあげた方はまた半年頑張ってください。
しなかった方は親って実は待っているんですよ。あんなニュースを見せつけられて一人の食卓で食事している寂しい親にせめて電話位してあげてください。親はいつまでも生きていませんよ。そんなにされても少しでも財産を残してあげようと自分はぜいたくもしないで孫や子に少しでも残してあげようと思うのが親ってものです。
結婚に際して親がいない方が俄然売れ行きがいいのが現実ではありますが、しかし少しでもお互いの親に心をはせてあげられる優しさがある方を選んでください。