逆説的ですが実はそうなんです。男性はそうではないらしいのですが、女性は夫に先立たれ、さぞかし寂しいだろうと考えるのは死んだあと数年だけですね。だって女性は夫に尽くし気を使い子供にはさんざん振り回され苦労させられてきたわけで、生活さえ成り立てばやっと一人で誰にも気兼ねなくやっていけるという段階になっているわけで、だからもう一回結婚しようなんて思いません。ひとりは気がやすまります。
そこへ行くと男性は年取って急に自分の老い先が心配になり、まして優しい奥さんに死なれた男性などはすぐにでも再婚したいわけですね。離婚してあんなに女はこりごりだった人もこれからの自分のみじめさを考えたらだれか結婚してくれとなります。
実際結婚サイトに調べたら75歳以上の男性は結構いっぱい載っていました。年収はいろいろで80万くらいから7000万円くらいまで。
しかし80まで一人者っていったい何していたんでしょうね。初婚の人がけっこういます。お金があれば女性が来てくれるかというとそういうわけにもいきません。だって老人介護が目に見えているからいくらお金もらっても嫌だという女性が多いです。介護士や、看護婦がですから結構人気があるんですよ。
今まで結婚の喜びや子供のかわいさも経験した挙句の一人暮らしだからいいのであって、あの幸せも経験しなかった人は実にかわいそうだと思います。
それなのに今はあえて一生独身を選んでいる人が多いですね。
男女ともに若いうちは結婚で楽しい思いもいっぱいしますよ。
こどもの誕生。運動会。遊園地。その頃が人生の花ですね。末は博士か大臣かとまだ子供に期待も持てて。
年とともに経験していくことが嫌なことが多くなります。子供の受験、反抗。夫との確執。経済問題。自分の体力の衰え。ですから人生の終わりくらい何もかも忘れてのんびり一人、または友人と、楽しく暮らすのが一番になるんですね。
しかしそれまではいいこともいっぱいあるので結婚はしましょう。人生の終わりになればいやでも一人になるんですから。