2010年合計特殊出生率がフランスで2,03まで上がり、出生率が下がり続けている他の先進国から、少子化を克服した国として注目が集まった。
それによりフランス人女性のイメージが人生を楽しみ、仕事をして、恋をする女にさらに、産んでいる女が加えられた。
しかしその年をピークに2017年には1・88まで下がり始めたが日本の、1・43に比べれば素晴らしい数字だ。EUでも第1位をキープしている。
和を貴び争いを極力避ける日本人の思考回路に比べ、意見が対立しても、話題が換わればケロッと元に戻るフランス人は、意見が異なることは、嫌いになる理由では無い。逆に言えば他人からちょっとやそっと、言われたところで気にも留めない、強靭な精神の持ち主だといえる。子供の時から意見を言い合うように育ってきているので他人の言葉に簡単に惑わされないように鍛えられてきているといえる。
ミッテラン大統領が、愛人と、隠し子について記者に聞かれた時、一言
’それで’言い返した話は有名。
カップルは結婚以外に事実婚、バックスと言った多様な形態がある。しかしいい年をした女性が独身でいると、フランスでもまだまだ偏見があるのが事実。独身であることは、個人として不完全とみなされることが多い。家庭を作ってこそ一人前だと言う社会的規範がまだ根強く残っている。
結婚する理由の第一位は、愛によって88%だ。
次に子供の為と言うのは48パーセントが出産してから結婚と言うフランス的ステップを踏んでいる。
日本人の結婚する理由の調べでは、女性の第1位が子供が欲しいから、2位が家族、家庭が持ちたいから。3位が寂しいからとなる。
男性の1位は寂しいから。2位は家族、家庭を持ちたいから。3位が子供をほしいからになる。
重要なことは結婚しないと子供が作れないと言う、日本的結婚観を表している。
フランスでは愛の為、がダントツの理由。寂しいからは全く見当たらない。1972年に非嫡出子にも、嫡出子と同じ権利と義務が与えられ同性カップルにも婚姻カップルと同じ社会的待遇が与えられる法律が整えられた。
バックスと言うのは締結も破棄も、結婚より簡単で、契約書を裁判所に提出、公証してもらうだけ。破棄するときはどちらか一方の署名で解約できる。バックスカップルにも結婚と同様の税制措置が受けられる。結婚5に対してバックス4の割合にまでなった。
同棲もしたことがないのに最初からこどもがいる共同生活は大変だろう。長くは続かないとイメージされる。同棲と言うお試し期間を過ごし子供を出産し、それでも問題ないなら結婚と言う正式契約を交わす前に、家族の枠組みを作ってしまうのがフランスでは主流なのだ。
まあ、1冊の本なので、まだまだそこに至る歴史、ついこの間までは日本と大して変わらなかった事実等など、本をお読みになって考えてください。
さて私が考えさせられたのは日本も遠からずフランス的になっていくのではないかということです。今や一生一人だけと死が二人を分かつまで結ばれている人はだんだん少なくなりつつあります。
相談所には相変わらず相手は初婚がいいと言う人が多く、特に自分が初婚だと相手にも要求しますが今やバツイチなどはいくらでもいると言う事実、実は私もあまり知りませんでした。
我々の時代は処女が嫁入る道具の一つとみなされた時代は処女をささげたら結婚しないといけないと言う暗黙の縛りがありましたが今や結婚しなくても処女じゃないし、恋愛経験もないなど自慢にもならない時代ですが、日本的な結婚観はフランスのように別れるであろうことを前提に考え、子供も別れた後両親の一方にもほとんど行ったり来たりと言う生活を維持できる精神力はないんじゃないかと思いますが、いずれそう遠くない時代にそんなのは当然の時代がやってくるかもしれませんね。
また100歳まで生きる時代なので、再婚、再再婚などは当たり前。事実婚も増えるでしょうし。相続にとらわれている今の日本は、愛が優先にはまだまだほど遠いし、日本人は矢張り恋愛には臆病なのではないでしょうか?
結婚という枠組みでしっかり押さえておかないと不安で不安でと言うのがまだまだ日本人は未熟な精神力の方が多いですね。
とりあえずまだ今に生きる人たちは結婚しましょうよ。次の時代まではちょっと先ですから。