私は今76歳です。このくらい生きていると自分や周りの人たちの一生に近いドラマがいっぱい見えてきます。
周りからは医者のお嬢様とみられ聖心女子大を出た従姉妹がいます。いつもにこにこしている裏で、実は父親が女を作り、気づいた母との間で，別れ話が出たが、結局開業医をやめ船医になり家を出て行った父。生活の心配はなかったらしいが、その後老年になりがんを患い帰ってきましたが入院中には、銀行の貸金庫の担当女性が枕辺で看病するありさま。叔母もいとこも心に般若を抱えて夫、父を見送ったわけですね。
もてる男の人と結婚するのは相当のドラマを経験しなければなりません。
自由業の経済力がある男性と結婚した,いま４０さいくらいの女性。最初の子が生まれつき内臓に障害があり、なかなか退院できずにいる時も、やさしさを示さなかった男性。挙句に相手の母親からはかたわの子を産んでと言われかわいがってもらえなかった由。2人目は普通に生まれたがその子がまだ乳飲み子のころより、夫の浮気が発覚。相手の女にブランド物を買ってあげた領収書が出て発覚。生活費はまだその頃は月50万ももらえて有名大学の付属幼稚園に通えていたらしいが、その頃から家庭内暴力が激しくなり最後警察を呼び夫は暴力行為で逮捕，拘留された。その間に子供2人を連れて友人を頼って家をたたんで逃げ、アパートで2人の子を育てているが、手助けしてくれていた実家の母親がガンで間もなく亡くなり、離婚申し出に夫は今だ応じないでいる。
仲があまりよくはなかった友人夫婦、最近がん検診に行き結果はまだでないで帰ってきて家の廊下で倒れて救急車で運ばれたが、あっけなく亡くなる。
死んでみると夫の音が家から消えたと実感。ひげをそる剃刀の音、ドアで鍵をガチャガチャする音。かつて何も感じなかったあの音がなくなると、なんと寂しいことかと感じたと言う。
自分は大卒、相手は高卒の公務員の男性と結婚式を挙げて一緒になったが、一度も結ばれず、何が原因かはわからないが暴力が始まり、こちらも警察を呼んでしまった。たった3月で親が小型トラックで荷物を運んで離婚。ちゃんと結婚式まで上げて居ながら何とあっけない離婚か。こういうケースが最近多いらしい。
夫の実家がやっている会社に勤めていたが会社がつぶれたとたんに奥さんが逆に手切れ金を渡し離婚。夫はその後精神を病みアパートでみじめに暮らしているらしいが、金の切れ目が縁の切れ目ってよくあるらしいですね。
一番つらい時期に支えてあげるべきではと思うのは、経験していないものの考えであるかもしれませんが、寂しい話ですね。
私は小泉元首相が嫌いです。だって3人目の子をおなかに宿している奥さんをどんな理由かはしりませんが、追い出してしまったんですよね。そして後日生まれた3人目の男の子が大人になって首相に会いたいと尋ねても会おうとしなかったらしいです。どんなに国のため皆のために働いても,たった小さな家庭に愛のかけらもない真似をできる人間なんて何が政治家よと思ってしまいます。
首相の姉が上の子たちを育てて、出ない乳首を吸わせたなんてどこが美談なんですか？どんな理由があろうと結婚して子まで宿した女房をそれも妊娠中に追い出すなんて、へどがでます。話し合って解決が出来なかったのでしょうか？そんな人が日本の為国家のためなんてやってもらっても私はいやですね。まず家庭の操縦が先でしょうが。それに人間としてのやさしさが感じられません。進二郎さんは大丈夫なんでしょうか？結婚後元カノたちの話がボロボロ。
この頃つくづく思うのは平凡な幸せですね。お金も普通にあり、子供がいて夫婦仲良く共白髪まで行ければ何も不満は言えませんね。御互いを思いやる気持ちが大切だとつくづく思います。思いやりがないから争いになりぎすぎしまうんですよね。
若いころは相手に不満がどうしても出てしまいますね。悪いのは相手で自分ではないとしか考えませんね。
人間は感情がありますから、どうしても許せないことが次々出てきて、相手に不満が出てきます。
本来男も女も自由な一個の人間でそれぞれの考えで生きて行っていいはずなのに、事男女の仲や親子だと、自分の思い通りにしたくなるのははどうしてなんでしょう。愛すればこそ他人ならどうということもないことが許せないんですね。こと自分の子だと欲が出て他人の子がやっていても元気でいいじゃないのが自分の子だと,いい加減にしなさいに変化するわけで。
又恋人がちょっとよそ見、もちろん夫ならなおさら自分の男、自分の女には許せない行動がいっぱいあるんですね。
男をみんなの見える壁際のいすに座らせるなという事を知っていますか？ついつい通行人に目がいき前の女性に集中しないと女はがぜん腹が立つんですね。私だけを見てよ、ほかの人なんて見ないでとなります。見てないよと言う言い訳は通じませんよ。
まあ生きていくことは結構難儀ですね。単純な男の人は女にとって結構腹立たしい存在なんです。女性はよくうちの夫もそうよ。ほんとに無神経で分かってないんだからと、男に失望しています。男性も女ってなんであんなに口やかましいんだろうと逃げだして一人になりたがるんですね。
でも世のなか男と女しかいないんですからあきらめるしかないですね。
友人の夫が99歳ですが九の坂は越えられない、と昔からいうそうで100まであと一歩が結構難しいらしいです。
人生劇場はまだまだお話はいっぱいありますがまたの機会に。愛する人がいる方々、愛するがゆえに腹も立つ、それも相当に。嫌いなら何も思いませんし感じませんよね。だからお相手の方、愛されているんだと思って許してあげてください。心が静まりましたか？
Posted at 02:21