若い方と年を取った方とはこの点において、結構隔たりがありますね。
まだ自分が40前後ですと、自分の親を漠然と見ていて、年金生活者ってあのくらいなんだと生活ぶりを感じているくらいですが、事50代になるとさすが男性は会社の先輩などの話から具体的に数字を考え始めますね。
ついこの間、66歳の旦那様が布団の中で亡くなっていた通知をもらいました。二人は夜寝る時間の違いから隣の部屋にここのところ休んでいました。
亡くなったのは明け方3時ころらしく,まったく音などに気づかなかったそうです。朝起きておこしに行って気づいたそうです。脳内出血だそうです。
奥さんもまだ若く、69歳でした。家で亡くなると警察が検視にきて裸にして司法解剖にするため運んで行ってしまい、通帳などをすべて写真に収めていったそうです。
まだ若いせいもあり保険も医療保険に厚く、死亡保険は少なかったそうです。この場合医療保険は全く一回も関わらずこれなら反対にしておけばといっていました。
さて年金ていくらくらい下りるとお考えでしょうか?我々の仲間内ですと
、一部上場会社に勤めていた方でも20万くらいらしく、介護保険などをそこから引かれるので17万くらいらしいです。
それに奥さんの国民年金があると、少し違ってきますが、奥さんがなくなるとその分が減るからやもめの80歳位はそのくらいです。
さて未亡人はなった年に寄りますが、早死にされたら遺族年金も10万くらい、定年前だと15万円前後です。
これが多いか少ないかは別として、老後にはこれすら大切なお金になるのです。
国民年金なんか払いたくない、とうそぶいていても大抵会社員になればずっと払っておけばよかったと後悔するようですし。自営業の方は別口に入って厚生年金並みの受け取りを考え始めるようです。
ざっと考えて生活にいくらかかるか?庶民ですと、家があっても1か月20万はかかるんではないでしょうか?
ですからローンはその際もう払い終わっていないときついですね。
都心にマンションを買うと5000万円以上かかりますが、二人が高級取りだと8000万円くらいを買っているようで、月づき20万円ローンだという方もいます。
ここ埼玉県ではその点新築の家でもマンションでも3000万円くらいで買えますから家賃並みのローンで済みます。
あれこれ考えると庶民はあまり高い家に手は出さない方がいいとは思いますが、、、。
それと並行して子供の教育費は莫大なものです。幼稚園までは今はタダになるらしいですが、塾が始まりますと、1万円から3万円くらい。子供が3人いたらそれだけでパンクしてしまいます。
今はやりの私立に行かせると、学費は4万くらい,それに入ったからといってやれ安心ではないのが今時の私立。できない子は家庭教師をつけたり大抵まだ塾も行っているようですよ。
奥さんも当然家で専業主婦をしていられませんので働くと、またそれで、食事などで出来合いのおかずは何割増しの料金を払いますね。こう書いていたら私も頭が痛くなりました。
かつて3人の子を育て、それはそれは大変でした。いろいろな面で。
お米は月30キロ。お肉は1キロ単位でかい、スリッパ位のハンバーグを子らに食べさせ,塾だ習い事だと支払いは20万くらいあったと思います。
さて今老後の話に戻りますと、最低月20万円×12か月=240万円
10年生きたら240×10=2400万円
今70歳だと10年どころか20年生きてもまだ90才。100歳時代なんて喜んでいられません。生活費を月10万にしたらその半分。
そのくらい人生は厳しいのです。女性の一人者はとにかく60代までにどなたか見つけてください。顔のしわが増えればもらってくれる人が減ります。
男性も女性を甘く見ていると、単なる爺さんになったらもう、もてるどころか汚がられてしまいますよ。他の恐妻家はそれでもひたすら奥さんのいう事を聞き、最後まで面倒を見てもらえるように日夜奮闘していますからまあ、一応心配はないですが。
そう考えると女性はあまり高望みせず、自分を大切に考えてくれる男性を選び、男性も綺麗な人なんて夢見ていないで健康で自分に尽くしてくれる働き者のしっかりした奥さんにおとなしくしたがって厳しいこれからの老後に備えましょう。
御互い鏡を明るい場所に出してしっかり顔や髪の毛をチエックして、もう若くはないんだと自覚しましょう。
若い人もいずれ来る人生の道を早めに自覚して独身貴族なんて言っていないで手を打ってください。